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舞台『エール』! お客さまの声/パンフ用コメント全文掲載

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作・演出を担当しました舞台『エール!』
俳優・近江谷太朗さんのプロデュースユニット「yatapro(ヤタプロ)」の第2回公演として…
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2017.9.9〜9.18
中野テアトルBONBONにて上演しました。
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大震災が起きたとある街。
小学校にできた避難所を舞台に繰り広げられる人情劇です。
以下のURLはご覧いただいたお客さまのtweetの「まとめ」です。
ご覧ください。
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【当日パンフレットに掲載した挨拶文】
大規模災害に見舞われた被災地の様子はこれまで、報道、ドキュメンタリー、ドラマ、映画…さまざまな形で切り取られてきました。その中身は被災者の辛い側面にクローズアッ
プしたものが多かったように思います。たしかに、そうした姿を通して被災地の現実を知り、共感し、支援に向けて自分に何ができるかを問いかけるキッカケになるかもしれません。

しかしボクは、切り取られるコトもなかった“フツーの出来事”“フツーの人々”の姿を
伝えたい。そこに大切な何かが詰まっているように思うのです。緊急事態の非日常である「避難所」のなかでわいてくる欲求。それこそ人間らしい。それを、見てはいけないモノのようにすることこそ問題です。

避難所を舞台にした芝居を作ると決めてから、いろんな人から言われました「また、重いテーマを…」と。重く描こうと思えば、いくらでもシリアスにできるでしょうが…避難所の取るに足らない日常をつむぐことで見えてくる何かを観客のみなさんと一緒に感じたいと思っています。これから1時間55分…おつきあいください。

作・演出 きたむらけんじ(劇団東京フェスティバル)
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【販売用パンフレット掲載文】

「災害が起こったとき、役者として無力感を覚えるんだよね」。

近江谷太朗さんから何度となく聞いた言葉が心に残っていた。太朗さんとは2012年に上演した舞台「泡」への出演をキッカケに飲みに行くようになった。東日本大震災発生から1年半に渡る被災地の姿を福島県いわき市小名浜のソープランド店を通して描いた人情喜劇「泡」。同作への出演は、東北で大学時代を過ごした太朗さんにとって特に感じるところが多かったようだ。日本から分断された福島を、福島県内で分断され異界とされているソープランド店から描くことで分断の不条理さを伝える作品は、福島の方にも好評をいただき、翌2013年、日本テレビ系列 福島中央テレビさんの主催で福島4都市(福島、郡山、いわき、会津若松)での公演が実現した。しかし、度重なる大規模災害の被災地で、「泡」を上演するにはセットも大掛かりだし困難を極める。

 

「歌手だったらギター一本、漫才師ならマイク一本で楽しませることができるのに役者は・・・」。実際問題、災害時、役者にできることが無いかといえば全くそんなことはない。石原軍団のように炊き出しに出動したり、アイドル的な人気があれば握手してサインするだけでも喜んでもらえるだろうし、ボランティアの一員としてガレキの撤去作業などを手伝うことだって何だってできる。しかし、「役者」として役に立ちたいという気持ちもよくわかる。そこで思いついたのが避難所を舞台にした物語「エール!」だった。阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本地震の現場で実際に起こった出来事をヒントにして「避難所あるある」をつむぎながら展開するストーリー。避難所でやれば、「そういうことあるよねぇ」「うちと同じだ」と共感しながらたのしんでもらえるだろうし、問題解決のヒントにしてもらえるかもしれない。ホントはこんなモノじゃない!と語り始めるキッカケになっても良い。避難所を経験したことが無い方でも、いざというときの心構えを得てもらえるかもしれない。セットも極力、簡素なものにした。

 

「50歳を超えて、人生もうひと花咲かせたいと思う同世代に向けて、元気づける、勇気づける作品を上演する。それがyataProのコンセプトなんだ」と太朗さんは語った。「エール!」にはさまざまな事情と想いを抱えた人物たちが登場する。そして避難所という特殊な空間で、次への一歩を踏み出す気力を得ていく。そんなキャラクターの姿に、中野・テアトルBONBONのお客さまが、避難所を体験したことのある方々が、少しでも心動いてたのしんでくれたなら、こんなにうれしいことはない。

 

                    きたむらけんじ

(劇団 東京フェスティバル 主宰)

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