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アジカンからのぉ国立高校

希望ある未来を感じる一日…
というか丸2日の物語。

土曜日
J-WAVEの911特番
正しくは日曜日
911の0時〜5時まで生放送
「THE FUTURE TIMES RADIO/TALKING ABOUT OUR FUTURE」
ナビゲーターは
ASIAN KUNG-FU GENERATION
後藤正文さん

J-WAVE「TOKYO REAL-EYES」
藤田琢己さん

ゲストに
ジャーナリスト:堤未果さん
ジャーナリスト:津田大介さん
作家:雨宮処凛さん
をお招きして

911から10年、311から半年を振り返り
これからの10年、未来を考えるという特番。


台本が仕上がったのは
放送の6時間前のことだった。
前日
金曜日夜の番組を終えて
帰宅後…さすがに、ちょっと寝て
そこからほぼ「0」ページから書き上げた。
2、3枚は書いていたけれど・・・最終的に35枚だから
まあ、10分の1しか書けていなかったワケだ。

ホントは数日前には書き上げる予定で
丸一日
台本執筆のために予定をあけていたのに
まったくイメージが固まらず
悶々としたまま夜を迎えてしまい
レギュラーワークをこなすうちに土曜に突入という体たらく。
ようは自業自得。


ホントは土曜日に
新番組の台本を書き上げる予定だったけど
まずは直近の特番台本に専念!
1時間でも早く書き上げて新番組に取りかかるつもりだったけど
結局・・・

台本を送ったらすぐにJ-WAVEへ移動!
そのまま対談コーナーの収録
キャンドル・ジュンさん
NPO「POSSE」今野晴貴さん、坂倉昇平さん(おふたりとも一橋大出身だよ〜)
2組の対談を終えたら
ゲストの方がいらっしゃって全体の流れについて説明を差しあげて・・・
あっというまに0時だ。

ほら!
新番組の台本、やってないじゃん!
番組のCM中、新番組のディレクターさんにメールを入れて
なんとか締め切りを日曜日の昼前まで延ばしていただく。


911特番は
苦労した甲斐あって
リスナーのみなさんからの反応もよく
ボク自身手応えを感じながら夜明けを迎えた。
5時間ぶっとおしで、さまざまな視点から
この10年、半年、そしてこれからを考えてきた
後藤さんをはじめスタジオのメンバーは同士のようで・・・
みんな感慨深げにスタジオから見える夜明けを眺めていた。


ボクは進行台本という形で
キッカケを作ったにすぎず・・・
出演者のみなさんの示唆に富んだ言葉の数々が
この番組を形づくったのは言うまでもない。
また、後藤さんの選曲は
番組の流れに寄り添って
なんとも心地よい
ディレクターさんが作った素敵な音も雰囲気を盛り上げて
みんなで作り上げた5時間を終えたとき
関われて良かったと心の底から充実感を感じる。
なんか久々だった。

終了後はみんなで拍手!
簡単な挨拶と、出演者同士で写真撮影などが終わったら
また個々の日常へと消えて行った。

ボクも自宅へ戻り
シャワーを浴びて
そのまま新番組の台本作業。
この時点で24時間徹夜を超えてしまっている。

新番組台本のイメージは出来ていたので
あとは文字として落とし込むだけなのだが
まあ、毎度のことで
やっぱり悩む。

また締め切りを・・・
なんてことは許されない。
極限に切羽詰まると人間、出て来るもんですなぁ〜
いい感じに話がまとまってきたので
すぅ〜っと書き上げることができた。

結局、昼前という約束から
数分遅れてディレクターさんに送る事ができた。
ディレクターさんの反応も上々でホッと一安心。

そのまま電車に飛び乗って
南武線「谷保駅」へ!
東京フェスティバルの代表作のひとつといっていいだろう
「幸福な職場」を
都立国立高校の3700(3年7組)のみなさんが
文化祭で上演するというので・・・

以前、このブログでも書いたけど
この高校は伝統として
3年生になると各クラスが舞台を上演するのだ。
それも高校演劇用にかかれたものではなく
商業演劇・・・つまりは
プロの舞台を上演するのだ。
そのクオリティの高さに学校外からの注目度も高いという

そのあたりのことについては
以前のブログを探していただくとして・・・

高校の校舎に立ち入るのなんて
高校を卒業して以来だ。
厳密には卒業式は受験で出席していないので
なんていうの? 3学期のいつからか以来ってことだ。

校舎の表看板に各舞台のPR看板が掲げられていた。
「幸福な職場」も・・・
そこに「きたむらけんじ」と名前が入っていた。
その心遣いに感謝しながら写メ、写メ・・・


校舎に入るとみんな当たり前のように
持参したスリッパや上履きに履き替えているではないか!
そうだった・・・構内は土足禁止!
しかも文化祭の来場者数をまかなうだけのスリッパなど
あるわけもなく・・・
仕方なく靴下で入る。

とにかく
校舎内のいたるところに
舞台公演PRがなされている
他が何をやっているのかは特に気にならない
目的は「幸福な職場」なのだ
3700のみなさんが決めたイメージカラー「茶色」をベースにした
ノスタルジーを感じさせるロゴデザインが
観客を教室へいざなう


あ、そうそう
ボクはですね・・・
3700のみなさんのご厚意で
スタッフジャンパーならぬ
スタッフポロシャツを特別にいただいておりまして・・・
イメージカラーの茶色にタイトルロゴが入った
とてもカワイイポロシャツで・・・
それを着て行ったワケです。

公演のタイトルが入ったポロシャツを着ている37歳は
端から見れば担任の先生か
ダブり過ぎた高校生に見えただろうか?

3年生のフロアに入ると
各クラスの演目に合わせて
廊下も外装ということでデコレーションがなされている
模造紙に絵を描いてとかいうレベルでなく
テレビ局の大道具さんが作るような本格的なセットだ!
高校生がこのレベルの造形を作ってしまうことに圧倒される

でまあ、3700の教室に近づくと
同じポロシャツを着た生徒さんがチラホラ見えて来て
ボクのポロシャツを見て
「あ!あれ、って?」「だよね?」みたいな反応だ。
「そう!オレがきたむらだ!」と言い放ちたい気持ちは抑えて・・・前へ進む
入場の列に並ぶためだ
と、前の回を観に来た滝寛式くんと、池田良くんが声をかけてくれる
彼らは再演の際に出演してくれた役者さん。

自分たちが演じた作品を
高校生たちが、しかも演劇部でもない
フツーのクラスが一丸となって作り上げた事実に
ただただ感動している様子
これから観るオレとしては俄然、期待観が高まるのだ

列に並んでいる途中
今回、「この作品を上演したいんです」と連絡をくれた生徒さんのお母様から
声をかけていただく。

とにかくだ・・・
以前のブログにも書いたけど
高校生たちの青春に関わることができる
もうそれだけで幸せなことで
その総決算がきょうの観劇にあるのだ

たった17年とか18年の人生の
ほんの半年・・・
しかも進学校の貴重な夏休みを返上して
毎日、この舞台のために心を注いで来たんだ

その事実は外装にも、列を誘導する生徒さん
「最後尾」という看板を掲げる生徒さん
パンフレットについているアンケート用紙にハンコを押しにくる係の子
もう、あらゆるところに心が宿っているのだ

たった2日間で8公演という
ジャニーズのコンサート並みの超ハードなスケジュールで
毎回満席のお客さんに満足いただく
とにかくそのことに心血をそそぎ
なにをなすべきかをトコトン考え抜いて
それを形にして確認して実行している様が
感じられて・・・もう、おっさんはその時点で大号泣なんだ

でも泣く訳にはいかない。
この物語の主役は3700
41人の生徒さんのものだから

ボクはあくまでも
脚本と公演DVDを提供したに過ぎない


いよいよ上演時間となり
入場がはじまる。
なつかしい学校の椅子が観客席用に並んでいる。
ボクがならんだタイミングが良かったらしく
ちょうどど真ん中に座ることができた

上演前のアナウンスが放送される
訥々と、携帯を切ってください
撮影はやめてくださいなど注意しているうしろで
野球部だかサッカー部の部活動中の声が聞こえて
いかにも高校の放課後か(朝練か?)に録音した感じで
これまた好印象

そしていよいよ・・・
幕が開いた・・・

DVDをベースに作った舞台だったんだろうけど
ちゃんとそこには各キャラクターを自分のものにして
演じている姿があった
言い争うシーンや、涙を流すシーンでは
思わずグッときてしまった
笑いのシーンもアレンジしてある部分があったりして
演出のアイデアが垣間見れてよかったし・・・

まあとにかく細部に渡って心が宿っているなっていうのが感じられて
ふわふわと気持ちよいんだよな
これを、この作品を作り上げてここまでもってくるのに
芝居をやったことのない素人の、しかも高校生が
どれだけ大変だったろうか? ということが当事者として分かるだけに
おそらくは一般のお客さんとはまた違った視点になっていたと思う

幸せだったのは・・・
自分の演劇作品を客観的に観る機会は
今回がはじめてだったので
とても新鮮だったし
いち観客としてたのしむことができたこと
もちろん客観性をもって演出しているし
脚本を書いているけれど
やはりそれは作り手として
発信者としての当事者にならなくてはいけないので
完全な、ホントの意味での客観視はできない

でも今回は
脚本とDVDを委ねて
あとはお任せしただけなので
ホント客観的に芝居をたのしめた

たぶん、教室の隙間からひとりでこっそり見ていたら
オレはもう、泣いていたな
良い芝居だった なんていったらいいのか
再三、言っているんだけど・・・

あらゆるところに3700の「意志」が感じられて
それが舞台に集約されているという
外看板から舞台までの一環した流れに
感動しました

「魂は細部に宿る」

一見すると同じモノでも
気が入っていないものに
人の心は惹かれないからね

ホントにね
「気」ってあるからね
「気持ちが入ってない」とか
「気が入ってない」とか
ホント、あるから

そういった意味では
各班の担当仕事に
その「気」というか「意志」が感じられたってことは
魂が宿っていたワケで
それが、舞台上の感動につながっていたんだと思う


終演後は
全8公演が終わったということで
カーテンコールがおこなわれ
各班のリーダーが挨拶をかねて
各班メンバーの労をねぎらうコメントを言うという
セレモニー?のようなものが行われた
これはラッキー!
おかげで41人全員の顔を観る事ができた。
裏方に回っているみんなの顔をみて・・・1人ラグビーの試合で
来れなかった子もいるみたいだけど・・・

そのリーダーの挨拶がどれもスバラシイ!
オレが高校時代・・・っていうかいまでも
これほどしっかりとした挨拶ができるだろうか?と
帰り道、反省してしまったくらい

カーテンコールが終わって退場となったとき
今後は展示チーフ担当のお母様から声をかけていただき恐縮。
さらに、担任の方とも少しお話させていただく機会も設けてもらい・・・

そしたら、
あっという間に廊下にカメラを持った親御さんの列が・・・
外装を前にみんなで記念撮影ということになり
ワイドショーで観るようなフォトセッションがスタート!
「目線こっちへくださ〜い」なんて声も飛ぶ

フラッシュを浴びる人にインタビューすることはあるが
これほどのフラッシュを浴びた事がなく
フラッシュがたかれるたびにそっちを見てしまい
キョロキョロ キョロキョロ

こういうときにビシッと堂々と
気の利いたコメントをひとこと残して
カッコ良く去っていけたら良かったのだけど
感動と寝不足で頭がクラクラ・・・というのは言い訳だけど・・・

そそくさと
その場をあとにした。

立川駅には娘とカミさんを待たせてあったので
急いで向かい・・・
そこで晩飯を食べて・・・帰宅という・・・

まあ、長い一日・・・というか連結2日の出来事。
こんなに素敵な生徒さんが20歳下に控えているのなら
日本は大丈夫だし
この子たちが大人になったときに
それなりな立場になっている人と同世代の自分として
やるべきことを、同世代の人たちと語り合えた5時間(実際にボクは語っていないけどさ)

希望ある未来を感じた2日間だった
この2日間 出会ったすべての方々に
ありがとう! おつかれさまでした!


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日記」カテゴリの記事

コメント

子供たちは、本当に充実した時間を過ごすことが出来たました。このような素敵な作品に、子供たちが出会うことが出来たことに、本当に感謝しております。高校3年生という、大変な時期で、傍で見ている親はハラハラすることも多いのですが、今回の経験はずっと忘れられない、高校時代の大切な思いでになってくれると思います。

ホントに素敵なお子さんたちです
国立高校の理念や、独自のカリキュラムが
3年間でここまで成長させるのだなぁ〜と
私には娘がいるのですが
まだ1歳ですが、ぜひ、国立に入って欲しいと思うほどです
進学校ですからそう簡単ではないでしょうが・・・
こちらこそ、幸せな経験をさせていただきました
今回、3700のみなさんが上演すると決まって
国立のOBで役者をやっている方と仕事をご一緒したのですが
かつては文化祭に力をいれすぎて浪人する子もいたほどだったとか…
それほど打ち込めるというのは受験勉強よりも大切なことですよね
とはいえ…浪人せず一発合格が親心ですよね
みなさんが志望校に合格されるよう
心よりお祈りしています

以前書き込ませていただいた3700の父兄です。2年かかりましたが、子供も進路が決まりました。他の方々も順調に進んでいるようです。あのときの「何か」が、入試に向けての不安な毎日では、大きな励みになったようです。
これからの4年間、色々な経験をし様々な人たちと出会うなかで、あの「何か」を大切に育ててもらいたいと思っております。

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